総会を通じて、FSC国際会員は過去に自然林から人工林に転換された土地に関する指針の作成を求めています。この新たな指針には、FSCの原則、規準、指標がすべて反映され、また国ごとのFM規格策定グループに向けた、過去の林地転換の補償措置に関するガイダンスの提供が含まれます。

そして、過去の林地転換に関する指針の第1草案が、社会・環境・経済を代表するワーキンググループによって策定され、2019年8月~9月にかけてパブリックコンサルテーション(意見公募)が実施されました。
そしてこの度FSCは、林地転換に関するFSC指針を運用可能な仕組みに反映する作業を行うためのテクニカルワーキンググループを結成しました。

  • FSCと組織の関係に関する指針、FSCの原則と基準、国際標準指標、管理木材規格、各種定義を含むFSCの中核的な指針と規格における林地転換に関する基準、指標、閾値策定。
  • 国内FM規格や認証機関の暫定FM規格において、どのように林地転換に関する改訂国際標準指標を反映すべきかを示したガイダンス作成。
  • 以下に適用される補償手順と検証方法の作成:

   a) FSCと関係を構築したい組織(例:会員として、認証取得者として)
   b) 過去の林地転換に対処したい認証申請者
   c) 林地転換に関すルール違反によって資格を停止されている会員と認証取得者

  • 2020年FSC総会に提出する動議の草案作成。これは林地転換に関するFSC指針の内容を反映するためにFSCの原則と基準、国際標準指標、国内FM規格、FSCと組織の関係に関する指針、管理木材規格を改訂するためである。

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