FSCジャパンの代表を務める太田猛彦が第34回「みどりの文化賞」を受賞したことが、4月10日に国土緑化推進機構より発表されました。
「みどりの文化賞」は、緑や森林に関して顕著な功績のあっ た者(個人または団体)を顕彰するもので、今回の受賞においては、治山・砂防学、森林水文学の専門家として、海岸防災林再生や気候変動下の土砂災害対策を提示したほか、森林・林業問題を幅広い視点から捉え、持続可能な低炭素・自然共生社会の実現に向け提言を行っていることや、市民向けの講演や著書「森林飽和」を通じ、森林劣化の歴史から森林飽和といえる現代の森林の状況まで分かりやすく解説し、日本の森林への理解促進に貢献していること等が評価されています。
詳細は国土緑化推進機構ウェブサイトをご覧ください。

代表 太田猛彦からのコメント
このたび第34回「みどりの文化賞」を受賞することになりました。受賞理由を見ますとFSCジャパンをはじめとする森林・林業関係の団体や市民団体での活動が評価されているようではありますが、必ずしも皆様のご期待に応えるような成果を上げられなかったことには忸怩たる思いもあります。しかしながらこれまでの皆様のご支援があっての受賞であることは間違いなく、本当に感謝しています。ありがとうございました。
太田猛彦プロフィール
東京大学名誉教授。現在、FSCジャパン代表のほか、みえ森林・林業アカデミー名誉学長、かわさき市民アカデミー理事長、さいたま緑のトラスト協会理事長などを務める。元職では、日本学術会議会員、日本森林学会会長、砂防学会会長、日本緑化工学会会長、林政審議会委員等を歴任。著書は『森林飽和-国土の変貌を考える』(NHKブックス)ほか。