FSC総会とは
3年に一度開催されるFSC総会は、FSCにおける最高意思決定の場です。環境・社会・経済の各分会から国際的な会員が集まり、FSCの政策や戦略に大きな影響を与える重要な議題について議論し、投票を行います。
このイベントは、対話・協働・革新を促進し、持続可能な森林管理を世界規模で推進するというFSCの使命をさらに強化する役割を果たしています。
なぜパナマなのか?
FSC総会の舞台としてパナマほどふさわしい場所はありません。
世界でも数少ない「カーボンネガティブ」な国のひとつであるパナマは、排出量以上のCO₂を吸収しており、国土の60%以上を占める森林が巨大な炭素吸収源として機能しています。2021年には、ブータン、スリナムとともに、COP26においてカーボンネガティブを維持している国として国際的に認められました。壮大な自然景観と豊かな生態系は、同国の自然や保全への深い結びつきを物語っています。
さらに、パナマは環境保全への強いコミットメントと戦略的な立地を背景に、世界的なサステナビリティ議論のハブとしても知られています。FSCの会員やステークホルダーが、森林、マーケット、地域社会の未来について意義ある対話を行うには理想的な場所です。
2025年FSC総会の見どころ
-
議案の議論と意思決定:FSCの方向性を形づくる重要な議案について、会員同士が議論し、投票を行います。
-
サイドイベントとネットワーキング:総会期間中にはさまざまなサイドイベントが開催され、より深い議論や関係構築の機会が提供されます。
-
文化交流:パナマの活気あふれる文化に触れ、同国の国際的なサステナビリティの取り組みについて知ることができます。
2025年総会のロゴに込められた想い
FSC総会2025の公式ロゴは、パナマの先住民族グナ族の伝統工芸「モラ」や、地域の暮らしに深く根付いている象徴的な樹種から着想を得ています。環境・社会・経済の3つの分会のバランスを体現し、森林・人々・ビジネスのつながりを表現するこのロゴは、開催国パナマの文化的・環境的遺産を称えるとともに、FSCの使命を力強く示すものです。
2025年FSC総会への参加登録、プログラム等の詳細については、公式サイトをご覧ください(英語のみ)。