FSCミックス製品の安定生産を支える、管理木材。その調達で重要な役割を果たす「ナショナルリスクアセスメント(NRA)」が、EUDRにも対応する新しい手順<FSC-PRO-60-006b V2-0リスクアセスメントの枠組み>に基づき改定されることになりました。

各国で順次、FSC国際事務局主導による「セントラライズド・ナショナルリスクアセスメント(CNRA)」が進められており、日本は2025年末までの策定が予定されていた第2グループに位置づけられています。
 

草案作成を担当するコンサルタントが決定

昨年、FSC国際事務局では日本のCNRA草案を作成するコンサルタントを募集しました。(関連記事はこちら)選考の結果、Preferred by Nature(プリファード・バイ・ネイチャー)が落札し、草案作成を担当することとなりました。

同団体はFSC国際事務局との契約のもと、今後、日本国内におけるリスクの調査を本格的に進めます。文献調査や、国内の関係者へのインタビューなども実施する予定です。

今後のスケジュール

現時点で予定されている主なスケジュールとしては、2026年3月のCNRA最終版完成を目指し、 2025年中にCNRA草案に対するパブリックコンサルテーション(意見公募)を実施する予定です。現在、多くの国のCNRAが並行して行われており、FSC国際事務局でのリソースが限られることから、遅れが出る場合もございます。 

今後、多くの方々のご意見やご協力が重要になります。ぜひ引き続きご関心をお寄せください。