FSC 指針・パフォーマンス部は、森林管理基準の有効期間延長に関する FSC アドバイスノート(ADV-STD-60-006_05)を発表しました。2025 年 6 月 25 日に発効したこのアドバイスノートにより、FSC原則と基準第5版に従って作成された既存の全ての森林管理規格の有効期間が、改定、代替、撤回されるまで5年間延長されました。現在日本の森林管理(FM)審査で使われている日本国内森林管理規格FSC-STD-JPN-01.1-2020もこれに含まれます。
FSC森林管理規格の策定・改定プロセス手順を定義するFSC-STD-60-006 V1-2、FSC-PRO-60-006 V2-0、FSC-PRO-60-007 V1-2の要求事項によると、承認された森林管理規格の有効期限は発効日から5年間です。これに従うとFSC原則と基準第5版に従って作成された既存の森林管理規格の約半数(88のうち44)が2026年12月末までに有効期限を迎えることになります。 この度発行されたアドバイスノートは、現在改定作業中の FSC-PRO-60-006 及び FSC-PRO-60-006a に基づき、森林管理規格が廃止されるか、次のバージョンに置き換わるまで、その有効性が継続することを保証するものです。 森林管理規格の有効期間を延長することで、認証現場での混乱を軽減・防止することにもなります。
FSC の規準文書の要求事項に基づき策定された本アドバイスノートは、2025 年 5 月 21 日の指針運営グループ(PSG)の勧告を受け、2025 年 5 月 27 日に FSC国際事務局事務局長により承認されました。 これは、FSC FM認証を申請または保有する組織、その認証機関、及び森林管理規格の策定や改定に関わる全ての関係者に適用されます。
新しいアドバイスノート ADV-STD-60-006_05 は、FSC 文書センターの FSCディレクティブ FSC-DIR-60-006 の 14 ページに掲載されています。
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