協力組織は、自らが管理する森林管理区画をフィールドテストの場として提供します。フィールドテストのための審査チームは規格草案を用い、その地を対象に模擬認証審査を行うことになります。
フィールドテストは、策定中の規格草案を用い、認証取得審査と同じく、全ての原則・基準について森林管理を評価するものです。FSCジャパン職員および規格策定グループのメンバー、異なる認証機関の審査員が協同して対象森林の模擬審査にあたることになります。ただし、審査結果に関わらず認証を発行する、あるいは更新することはできません。また、このフィールドテストが自動的に認証取得に向けた事前審査となることもありません。しかし、認証機関によっては、フィールドテストの内容や結果を考慮し、事前審査の負担を軽減することことも可能かもしれませんので、あらかじめ認証機関にご相談ください。
フィールドテストに参加するメリット
これからFSC FM認証取得を考えられている組織はFSC認証規格やその内容への理解が深まり、また本当の審査の準備にもなるでしょう。また、既に認証を取得している組織もフィールドテストに協力することで、近いうちに適用される新しい規格について学ぶことができ、より自身の森林管理に合った、現実的な提案をすることができるでしょう。その結果、新しい規格への適合がより易しくなることも考えられます。
参加資格、条件
- 日本国内の森林管理組織ならFSC認証の取得者、非取得者に関わらずご応募いただけます。
- フィールドテストでは森林管理に関連する文書や記録を確認し、利害関係者へのコンサルテーションも行いますので、そうした情報の公開やプロセスへの協力が参加の前提となります。
- 時期は2016年8月~10月を予定しています。
- 組織の規模や場所、事業内容にもよりますが、数日かかる予定です。
- 審査員の食費、旅費、宿泊費など、フィールドテストにかかる費用はFSCジャパンが負担いたします。
フィールドテストへの応募は、7月20日をもって締め切らせていただきます。ご応募は、下記の申込書に必要事項をご記入の上、FSCジャパン指針・規格コーディネーター 三柴ちさと(ctomimura@forsta.or.jp)までおおくりください。