FSC事務局長のKim Carstensenは次のように述べています。「この宣言は、FSCが取り組んでいる運動にとって非常に重要な推進力となり得ます。私たちには、森林生態系回復を進めるためのツールがあります。」
生態系の回復は、気候変動の緩和だけでなく、人間や自然に対する避けようのない悪影響を軽減する上でも重要な役割を果たします。
FSCの目的の一つには、認証林の劣化を防ぐことです。このための規格や手順は、環境、社会、経済側面から効果的かつ包括的に森林生態系回復プロジェクトを管理するために活用できます。このようなプロジェクトをFSC認証林として実施することで、経済的な継続性を高めるだけでなく、経済的な支援を受ける機会を増やすことに繋がります。
2018年にFSCは生態系サービス手順を公開しました。これは、森林管理者が自身の管理する森林が発揮している炭素固定、生物多様性保全、水源涵養、土壌肥沃化などの多面的機能を評価し、証明するためのツールです。生態系サービス(多面的機能)を証明することで、投資を受ける機会が増えることが期待されています。
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