今回のTLAの改定の目的は、EU一般データ保護規則(GDPR)などの新たな法的要求事項への対応、利用性の向上、FSC制度の信頼性の強化です。

新たなTLAでは、FSC表示に関する不正(非認証製品を認証製品として偽装する)に対応するための新たな措置が導入されます。措置にはより拡大された取引情報の照合や不正に対する罰金の可能性などが含まれます。このような措置によってFSCの信頼性を守り、強化することができます。

また新しいTLAでは、認証取得者が電子署名をすることが可能となり、今までのように、プリントアウトをして署名した後にスキャンをするという方法よりも簡単に署名でき、紙の削減にもつながります。

TLAはFSCがFSC認証取得者または認証申請者に対して発行するものです。認証機関によって発行される認証が、認証取得者によるFSC規格に基づく操業を認める一方で、TLAは認証取得者に対して、FSC商標の使用を許可します。TLAは、同時に認証取得者がFSC認証要求事項を順守することに関して契約上の合意を示します。

元記事はこちら