同キャンペーンは「責任ある森林管理」という名称の下、消費者にFSC認証製品を選ぶことで積極的に森林保全に貢献できることを気づかせることを目的に行なわれました。ターゲットはアジア・パシフィック市場で、台湾、オーストラリア、シンガポールでキャンペーンが実施されました。

消費者と森林を繋ぐプログラムを通じて、森林破壊のような環境問題の現状や責任ある購買行動の重要性を訴えた結果、キャンペーンは非常に成功しました。キャンペーン期間の前後でオーストラリアにおけるFSCの認知度は倍増し、シンガポールではキンバリークラークの2015年第4四半期の売上が23.9%増加しました。
また、キャンペーンを通じてオーストラリアでは152,000豪ドルがボルネオのオランウータンを守るために寄付され、シンガポールではインドネシア・スマトラ島にあるテッソニロ国立公園の保護のための募金活動に加えて、カリマンタン島及び中央スマトラに住む人々のために20万枚のN95マスクが寄付されました。

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キャンペーンでは企業側も「責任ある森林管理」がビジネスの機会創出に繋がる可能性を感じました。FSCアジア・パシフィック地域ディレクターの Alistair Monumentは次のように述べています。「キャンペーンの結果、アジアの消費者は選択肢が与えられれば、責任ある製品を選択することがわかりました。これはFSCが企業の収益性を向上させることができることを示しています。世界一の人口を誇るアジアの市場には非常に大きな可能性があります。FSCはこの地域における持続可能な購買行動へのシフトの重要性を強く意識しながらパートナー企業とともに努力を続けていきます。」

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