回答した自治体の9割はFSCを認知していました。
回答した自治体の9割近くがFSCラベルを知っていた一方で、地域間による認知度の差があることがわかりました。フランデレン地域の自治体では96%、ブリュッセル首都圏地域の自治体では87%と、FSCの認知度が7割であったワロン地域の自治体と比べて、よりFSCラベルへの認知度が高い結果となりました。
FSC認証紙の広がり
全ての地域でFSCラベルは紙の調達に広く利用されており、79パーセントの自治体がFSC認証紙や再生紙を内部使用のために購入すると言っています。また、約半数の自治体が自身で使用する印刷物にはFSC認証紙の使用を要求しています。
製品と地域から見るFSC認証木材の使用
自治体は木材を様々な用途で購入しており、その内FSC認証材の割合は木材の用途によって43%から57%を占めます。最も頻繁にFSC認証材が購入される用途は、建設ではなく屋外用の木造遊具や街具などです。また、FSC認証木材の使用についても、フランデレン地域の方がワロン地域よりも普及しています。
調査から認知、改善へ
この調査によって、フランデレン地域とワロン地域それぞれにおけるFSC認証林に対する明らかな関心という良い結果を得る事ができました。この結果は、重要な森林管理者である自治体を抱える一方、現在FSC認証林を保有していないワロン地域に、特に重要な機会をもたらします。