背景

FSCは、FSCの森林管理認証の基盤である「原則と基準」と「国際標準指標」の改定を行います。

このプロセスは責任ある森林管理の未来を形作るものであり、社会、環境、経済の持続可能性がFSC森林認証の中核であり続けることを保証するものです。改定プロセスは現在構想段階にあり、利害関係者がこれらの基準について理解を深め、その策定に貢献できる機会となる、一連のウェビナーを提供いたします。

改定プロセスへの参加

FSCの原則と基準は、森林が人々、野生生物、森林に有益な森林管理を行うための、責任ある林業の根幹です。これらの基準は世界各地の認証要求事項に影響を与え、FSC認証林が高い環境・社会基準を満たすことを保証します。この改定に多様な視点を反映させ、より明確に、そして影響力を高めるために、すべての利害関係者に対して今後のウェビナーへの参加を呼びかけています。 フィードバックは、2025年10月に予定されている最初のコンサルテーションに向けた改定プロセスにて反映されます。

主要なトピックとウェビナー開催について

ウェビナーでは、改定プロセスの中心となるいくつかの重要なトピックに焦点を当てます。

 

社会的側面(2025年4月30日)

責任ある森林管理は、人にも配慮しなければなりません。このセッションでは、以下のような重要な問題を取り上げます:

  • 先住民族の権利と森林管理における先住民族の役割。
  • 公正な賃金、安全な労働条件、団体交渉を含む労働者の権利。
  • ジェンダーの平等と、林業をよりインクルーシブで公平なものにする方法。
     

📅  開催日: 4月30日(水)
 ⏰ 日本時間 : 16:00-17:30(夕方セッション)、23:00-24:30(夜セッション)
 🔗 参加登録:夕方セッション(英語のみ)、夜セッション(英語:スペイン語、フランス語への同時通訳あり) 

 

 

対象範囲と適用、気候変動と生物多様性(2025年6月25日)※タイトル(気候変動と生物多様性)及び及び日付(6月12日)が変更されています。

森林は、気候変動と生物多様性の損失を防ぐための最前線に立つ存在です。このセッションのトピックは以下の通りです。

  • 気候変動に対する森林の回復力を強化するためにFSCの基準をどうすべきか。
  • 森林における生物多様性の保護と回復。
  • 世界的な気候変動・保全戦略におけるFSC認証の役割。

📅  開催日: 6月25日(水)※6月12日から変更になりました。
 ⏰ 日本時間 : 16:00-17:30(夕方セッション)、23:00-24:30(夜セッション)
 🔗 参加登録:夕方セッション(英語のみ)、夜セッション(英語:スペイン語、フランス語への同時通訳あり) 

 

 

結果重視のアプローチ(2025 年7月9日)

FSCへの適合が、森林と地域社会に対して測定可能なプラスの影響を確実に生み出すよう、より結果を重視する認証アプローチへの移行を検討します。

📅  開催日: 7月9日(水)
 ⏰ 日本時間 : 16:00-17:30(夕方セッション)、23:00-24:30(夜セッション
 🔗 参加登録:夕方セッション(英語のみ)、セッション(英語:スペイン語、フランス語への同時通訳あり) 

皆様のご参加をお待ちしております

これらのウェビナーに参加することで、以下の機会を得ることができます。

  • FSCの原則と基準の変更案について理解を深める。
  • 責任ある森林管理の将来を形作る議論に、専門家や利害関係者と積極的に関わる。
  • 改定基準があらゆる森林利用者と利害関係者のニーズと懸念を確実に反映するよう、早い段階で意見を出す。

改定プロセスの詳細はこちらをご覧ください(英語):

FSC原則と規準、国際標準指標、その他の森林管理基準文書の共同改定|FSCコネクト