オーク材フローリングのサプライチェーンにおける不正確なFSC表示に関する申し立てに基づき、FSCでは同サプライチェーンの誤ったFSC表示発生リスクが高いと判断しました。そのため、FSC認証オーク材フローリングのサプライチェーンにおいて、2018年第4四半期(10月~12月)から2019年第1四半期(1月~3月)の取引情報の照合を行うことを決定しました。
取引情報の照合とは、特定の製品タイプ、製品グループまたは特定の地域を対象に一定期間の取引データを比較検証するというものです。
データの提出が求められる認証取得者には、5月9日までに認証機関から提出期限や要請内容について直接連絡がされます。
販売量と購入量の間に不一致があった場合、認証機関は必要に応じて是正措置要求を発行します。もし意図的に誤った表示を発生させていることが判明した場合、認証は一時停止または取り消されることがあります。
オーク(コナラ属に属する樹木の総称)は、元々北半球に自生する樹木ですが、現在では冷温帯から熱帯にかけて世界中どこでも見ることができます。材は建築、台所用品、フローリング、ワイン樽など様々な用途に使われます。またタンニンの含有量が多いことから、虫や菌の侵入に対して強い抵抗を持ちます。
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