組織とFSCの関係に関する指針(FSC-POL-01-004)は、FSCと関係する組織(認証申請者、FSC会員申請者)が避けることを求められる、6つの許容できない活動を定義しています。

改定中の同指針では、具体的な適合確認手順として以下の2つの補足的手順文書を参照しており、これらが今回のコンサルテーション対象文書です:

  • FSCとの関係に関するデューディリジェンス評価(FSC-PRO-10-004):FSCと契約関係を結ぼうとする認証申請者及びFSC会員申請者が6つの許容できない活動に関わっていないか 事前に確認するための手順。
  • 組織とFSCの関係に関する指針への適合評価手順(FSC-PRO-01-009):既にFSCと契約関係にある組織(認証取得者及びFSC会員)や、申請中組織の同指針違反が疑われる場合に適用される調査、対応手順組織とFSCの関係に関する指針への適合評価手順

これらの手順に対する第1回パブリックコンサルテーションは昨年10月~12月にかけて実施されました。
(これらの2つの文書の内容については、第1回パブリックコンサルテーションのお知らせ記事をご覧ください)
最新の草案では、第1回パブリックコンサルテーションでのコメントを反映した上で、次の点について特にコメントを募集しています:

  • 自己評価手続の際に、自社と関連会社だけでなく、自社や関連会社が管理権限を有する企業を評価対象に含めることについて。
  • 自動的に低リスクと判断される基準について、自然林減少率が年間0.5%を超えない国という項目を加えたことについて。また低リスク判断基準全般についてのコメント。
  • 自己評価手続の際の評価対象に世界腐敗認識指数が50以上の国の供給者を含めるべきか(現在は供給者は評価対象外)。また違法木材の取引リスクを簡単にスクリーニングできるその他の方法について。

上記2つの手順文書及び、現在改定中の組織とFSCの関係に関する指針(FSC-POL-01-004)の最新草案(未完成版)、2つの手順文書への意見を提出するためのコメントフォームはこちらのページからダウンロードいただけます。あわせて、現在の手順、前回の草案で提案された改定内容、今回の草案での修正内容がまとめられた表もダウンロードいただけます。

すべて英語の文書ですので、日本語訳が必要な場合はFSCジャパン三柴(ctomimura@forsta.or.jp)までお問い合わせください。

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